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hitori

 

 

わたしもきっとその大勢の生徒の中のひとり、

 

他の人と一緒なのだ、

 

数ある優しい女の子たちの中にまぎれてしまった変なわたしなのだ、

 

その優しい子達に劣るわたしはうまいこと紛れ込めてしまった

 

生徒の一人

 

おんなのひとり

 

ともだちのひとり

 

 

そこに何一つ特別な思いなんてない

 

きっとわたしは誰かの変わり身だったんだ

 

そうなんだ

 

きっと・・・・・。

 

はやくどこかへ

 

 

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