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とっくに

 

 

てざわり。みみのむこう。はだのあまさ。

ひかりを感じたのは、起きてから、すこし遠くにある、清潔なお風呂場の、すりガラスの窓から入ってくる朝の光を見たとき。そのベッドから見たときだった。

綺麗。朝だった。少し遅い朝だったけど、まるではやい朝のようだった。その日は小説をお風呂に入りながら読んだ。大好きだった。その日は眠くて、化粧もせずに電車に乗った。冷蔵庫で冷やしておいたプリン。ひややかで、滑らか、半分とすこしを。

どうか。

 

 

 

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