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底の方でくるくるまわる

 

 

潤一、とばしとばしみた

 

 

第6話目なんか、

なんで共感してしまうのか、信じたくないなと思うほど、

共感や、なんて似ているのだろう、と自分の2日間と重ねてしまった。

 

 

躱し方や、

始まり方のおそろしく似た空気。

 

どうしたらいいのかわからなかった。

 

ちゃんとはみてない、

空気だけもらった。

 

 

 

 

 

どうしてこの作品をつくったのだろう、

と思ったけれど

小説だったのか。

 

 

よみたい

 

よみたいな

 

 

 でも小説の表紙が志尊さんになってしまったのは、

なんか違うと思ってしまうし、

もちろん原作の表紙はこれと違いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼に送ったメッセージ、既読がつかないの、

最高です。

もう返信くるこないに気を使わなくていいんだもの。

 

 

 

でも、彼が悲しんでいないといいな。

また、前の彼女に振られたみたいな気持ちにならないといいな。

絶対そう思ってないだろうけどね、もちろん。

 

だってわたしが悪いんだもの

 

 

 

 

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さようなら

 

 

 

すきなひとにさよならしちゃった

 

 

さよならして、

 

Twitterブロックして、

ブロック解除して、

 

ばーかって言っちゃった

 

 

 

 

声が聞きたかったし、

 

思い切り甘えたかった

 

 

 

すきなひとに抱きついて、

 

はぐしてほしかった

 

 

仕事じゃなくて、私に1分の時間を割いてほしかった

 

 

生徒や卒業生、大学の頃のかわいいすてきな後輩、

友人や同僚とごはんする前に、

 

わたしとごはんしてほしかった

 

 

 

セフレでも、相談相手でもなくて、

 

恋人が良かった

 

彼女になりたかった

 

結婚相手になりたかったし、

 

一生ふたりで暮らすとか

 

いつでも甘えていいとか

 

一緒にごはんたべるとか

 

一緒に布団に入るとか

 

一緒におでかけするとか

 

旅行するとか

 

そういうことがしたかった

 

 

 

 

 

ぱたぱたこぼれて、

 

しにたいなぁ

 

いきることもやめてしまいたいなあと思う

 

 

失恋はずっと前からしてたのに、

 

いざさよならするとなると

 

相手を最低に殴りたくなるし、

 

相手を詰りたくなるのは

 

なんなんだろうね

 

 

なんて自分勝手で、傲慢で、最低な態度だろう

 

 

 

 

 

 

 

 

もうきっと、

 

そうやっと、

 

メッセージも何も来ないだろう

 

 

もう会うこともない。

 

もう連絡も取らない。

 

 

もう相談もしないし、

 

もう彼のイくときの声も聴かされることもないし、

 

あえいでる声も、

 

真剣な声も、

 

甘えてるような声も、

 

知ることも感じることもできないのだ。

 

 

 

 

あー

 

いつも勝手にこちらから別れを切り出すのばかばかしいな。

 

そうして後悔するんだよね。

 

 

今日もそうだ。

 

なんで昨夜さようならするとか、ばかとか送っちゃったんだろうな

 

さみしいし、かなしかったんだね

 

 

同じ思いで打ち返してほしかったんだね

 

 

 

9歳も年が離れてるから、恋とか彼女とかとして見れないのかなぁ、

 

ってこの間言われたけどさ、

 

わたし12歳離れた人とはきちんと

 

恋人とかそういう点で見てたよ。

 

 

ばーか。

 

ばかやろう。

 

 

最低。

 

わたしもしつこく、電話したいとか言ったりだとか、

 

電話かけて最低だけど、

 

Uさんも最低。

 

ばーかばーか。

 

 

わたしが離れて嬉しいかもだけど、

 

もしそうじゃなくて後悔してるんだったら

 

ざまあみろ。

 

あなたが手放したんだよ。

 

ちゃんと愛さなかったからだ。

 

都合の良いときだけ、利用して・・・・・、

 

わたしが悲しまないとでも思っていたの?

 

 

会いに行かせてももらえなかったし、

 

会いたいとも言われなかったし、

 

 

本当にわたしはだめだめだなあ

 

 

 

はやく、

 

はやく、

 

ぜんぶから逃げてしまいたいなあ

 

 

はやくみえないところに逃げたいなあ

 

 

やさしいひとになぐさめられたいなあ

 

 

 

 

きっともう彼はわたしのことをみないんだとおもう

 

きっともう彼はわたしのことを呆れて、

 

そして嫌いになってくれたとおもう

 

 

お願い

 

 

 

 

 

 

わたし彼にころされたかったな

 

 

 

m

 

 

朝起きて、

ご飯食べて、

 

二度寝してしまった。

 

 

 

 

凄まじい夢を見た。

 

 

結婚する夢だった。

 

誰か男の人、わりとかっこいいでもやさしくて、

 

わたしのことがきちんとすきなひとだった。

 

 

むこうから結婚しようと言われた。

 

 

わたしは、迷いながらも、承諾したようだった。

 

 

ただ、結婚式で、

 

生涯〜誓います、

 

は、できないな、と思っていた。

 

きっと離婚しちゃう気がするの、と思っていた。

 

 

わたしは白いドレスを着ていた。どういうのかはわからない。

 

ただ白いドレスだ。

 

祖父母の家で披露宴というか結婚式みたいなのが開かれた。

 

知り合いの人(知らないひとだったけど、知り合いの人ということだった)が、

 

祝辞を述べてくださり、

 

もうひとりの祝辞は長くなりそうで、

 

わたしが、また後で、二次会とかでお話ししましょう?と言って、

 

一旦終わりにした。

 

祝辞の内容は忘れてしまった。

 

それから一旦休憩しましょうとなって、

 

わたしは私服に着替えた。

 

わたしの高校時代の友人の手紙が、

 

なぜかこの祖父母の家に届いており、

 

わたしは彼女を探したけれど、

 

どこにもいない。

 

あ、そうか、今回はその子も披露宴に呼んでいないのだ、と気がつく。

 

今度会ったときに返さなければ・・・・。

 

ベランダに向かう。

 

中学時代の吹奏楽部の先輩たちが、なぜか3グループくらいに別れて、

 

mちゃんきいたよ、おめでとうね!と言ってくれる、

 

わたしは、笑顔でありがとうございます!と答える。

 

おめでとう、の言葉に、なぜか海が大好きな大学のゼミが同じ子がいて、

 

えっなになに、mちゃんどうしたの、ときく、

 

mちゃん結婚したんだって!

 

えっ、うそ、おめでとう!

 

ありがとう〜!

 

と言って、部屋の中に入った。

 

間取りが若干違っている。

 

テーブルに、座る彼と、彼の父、

 

少し耳に入ってきた会話、

 

彼の父が、彼に聞く、

 

どうしてあのこがすきになったんだい・・・・

 

 

うーん、よくわからないんだけど・・・・云々・・・・、

 

 

わたしはその部屋のすぐ近くの小部屋で、

 

ひとつだけランプを灯して、

 

ベッドにもたれかかる、床に座って、座るところに腕を組んで顔を載せて・・・・

 

 

 

ぼうとしていたら、そう、

 

例えば自分の名字が変わってしまうから、大学の手続きとかどうしたらいいんだろう、かなり面倒くさいのかな、とか、

 

あ、この一ヶ月デート?かわかんないけど、展示とかよく一緒に行ってた人とは結局何もなかったな、わたし結婚しちゃったや、とか、

 

mちゃんに手紙渡さなきゃ、とか、

 

ぼーっとしてたら、

 

 

彼が来て、

 

背中に覆いかぶさって、なんてやさしい抱擁だろう、

 

 

ねえ、僕たちやっぱり結婚するのもうすこし、まだ、じゃないかな・・・・

 

というのだ。

 

 

わたしは、

 

もう、そう思ってたわ、あなたから結婚しようって言ったくせに仕方ないわねぇ、

 

と心のなかで思いながら、

 

うん、(わたしもそうおもってたよ、でもあなたが結婚したいならいいとおもったの)、

 

と一言言って、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッとして目が覚めた。

 

 

あまりに、あまりにもリアルな夢だった。

 

 

 

 

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